「白蝶花」 宮木あや子

傾いた家のために財閥の妾となった泉美、貧しさ故に芸妓として売られた姉妹の菊代と雛代、奉公先で書生の子どもを身籠る千恵子、豪奢な屋敷で愛に飢える県知事令嬢の和江。
人生を選びとることも叶わず、女は明日死ぬかも判らぬ男を想うしかなかった時代──戦前から戦後の不自由さを吸い上げ、荒野の日本で美しく野性的に生を全うした彼女たちが咲かす、ドラマティックな恋の花。

女性が今よりも生きにくかった時代

読む度に惹きこまれる宮木さんの小説。
大正から戦後にかけてを強く、逞しく生き抜いた女性を描いたこの短編集は、読み進めていくにつれ連作短編小説だと気付きます。点と点が線になる。 続きを読む

「ポケットに物語を入れて」 角田光代

本は、開くとき、読んでいるときばかりではなく、選んでいるときからもう、しあわせをくれるのだ。
まるで旅みたい。読書という幸福な時間をたっぷりつめこんだエッセイ集。

本が好きな、あなたへ。

今まで書かれた文庫本などの解説や書評が詰まった、角田さんのブックガイド。
言葉の端々から、本が大好きでたまらないという想いが溢れ出ていて、思わず、わかるよわかる!と共感の嵐でした。 続きを読む

「外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話」 ジョン太郎

本書は、現役の外資系金融マンである著者が、「自分の子供に教えておきたいお金の話」をまとめた書籍です。
本書では、「お金とは何か」「投資とは何か」ということについて、著者が「自分なら子供にこういう内容を教えたい」という視点から、丁寧に解説しています。
「子供にお金で苦労させたくない」というすべての親に、ぜひ手に取っていただきたい書籍です。 続きを読む

「ランチのアッコちゃん」 柚木麻子

地味な派遣社員の三智子は彼氏にフラれて落ち込み、食欲もなかった。
そこへ雲の上の存在である黒川敦子部長、通称“アッコさん”から声がかかる。
「一週間、ランチを取り替えっこしましょう」。
気乗りがしない三智子だったが、アッコさんの不思議なランチコースを巡るうち、少しずつ変わっていく自分に気づく(表題作)。

読むほどに心が弾んでくる魔法の四編。読むとどんどん元気が出るスペシャルビタミン小説。 続きを読む

「給料そのままで「月5万円」節約作戦!」 ヨースケ・城山

毎年我々国民の生活も圧迫されていっています。給料は増えない、
しかし支出は増える一方。こんな世の中で楽しく明るく過ごすにはどうしたら良いのでしょうか? 節約アドバイザーとしてみなさんに伝えたい事。
それはお金の使い方を少し工夫するだけで家計は安定するということです。

【Kindle unlimited】

ズボラな人でも、固定費を見直せばこんなにもお金が貯められるよ!という実体験がわかりやすく書かれてます。 続きを読む

「お金がどんどん増える人 お金がたちまち消える人」 午堂登紀雄

これからの世の中、コツコツ貯めてるだけではお金持ちになることなど夢のまた夢です。
貯めるより、増やすために頭を回転させる、それがお金持ちの鉄則。
格差をはね返してこれからの社会を生き抜くため、一生お金に困らない「お金の才能」を身につけましょう!

【Kindle Unlimited】

こういう本、ついつい手にとっちゃうんですよね。
定価だったら買わないですが、読み放題なら気兼ねなく手を伸ばせます。本書には書かれていないですが、本は自分で買ってこそ身になるとよく言われます。
きっとそうなのでしょうが、お金を払わずとも得られるものは十分にありました。 続きを読む

「二十四の瞳」 壺井栄

海辺の寒村に、女子師範学校出の大石先生が赴任してきた。担当する分教場の小学一年生は十二人。
新米先生は、様々な家庭の事情を抱えた生徒たちを慈愛に満ちた眼差しで導き、時と場所を越えた師弟関係を築いていく。
やがて戦争、そして敗戦。自らも苦渋の季節を経て、四十になった先生は、再び分教場の教壇に立ち、昔の教え子の子どもたちと出会う。
真の師弟愛を描いた不朽の名作。

不朽の名作です。

とても有名なタイトル。
不朽の名作と謳われていながら、未読でした。
時代は昭和初期。自立した芯のある女性と無垢な子どもたちの交流を描いた物語、だと思っていました。 続きを読む

「玉依姫」 阿部智里

生贄伝説のある龍ヶ沼と、その隣にそびえる荒山。
かつて、祖母が母を連れて飛び出したという山内村を訪ねた高校生の志帆は、村祭りの晩、恐ろしい儀式に巻き込まれる。
人が立ち入ることを禁じられた山の領域で絶対絶命の志帆の前に現れた青年は、味方か敵か、人か烏か―

今年も新刊が。1年に1度の楽しみです。

本屋さんで偶然見つけて、小躍りしながら買ってきました。 続きを読む

「幸せになる勇気」 岸見一郎, 古賀史健

3年ぶりに哲人を訪ねた青年が語る衝撃の告白。
それは「アドラーを捨てるべきか否か」という苦悩だった。
アドラー心理学は机上の空論だとする彼に「貴方はアドラーを誤解している」と哲人は答える。
アドラーの言う、誰もが幸せに生きるためにすべき「人生最大の選択」とは何か?
貴方の人生を一変させる哲学問答、再び!

やっと、読めました。

前作「嫌われる勇気」は、かなり衝撃的でしたが、まさかの続編です。
当初は続編を出す予定はなかったようですが、アドラー心理学をより実践に即した形で伝えるために生まれたのが本書。
これまたインパクトのあるタイトルですよね。
「幸せになる勇気」って。 続きを読む