「婚外恋愛に似たもの」 宮木あや子

愛したひとは、2.5次元。35歳人妻、夫以外の男に溺死寸前。

容姿も、家族も、社会における立ち位置もバラバラの5人の女の共通項は、35歳。夫あり。そして男性アイドルユニット「スノーホワイツ」の熱狂的ファンであること。
女の本音に溢れる宮木あや子の“最凶恋愛小説”!

だから、その都度埋めていけばいい。

とあるアイドルグループで活躍する子が好き、という共通点で繋がっている5人の女性。
頂点、底辺、平凡、と異なる層で通常ならば交わらないであろう女性たちがある1つの輝きをもとに集う。 続きを読む

「政と源」 三浦しをん

簪職人の源二郎と元銀行員の国政は、ふたり合わせて146歳の幼なじみ。
弟子の徹平と賑やかな生活をおくる源二郎と、男やもめの国政を中心にまき起こる、人情味豊かで心温まる事件の数々。
下町を舞台に繰り広げられる人情物語。三浦しをん、新境地!

心にどうぞ、ともしびを。

下町のハートウォーミングストーリー。
主人公は70歳代の幼馴染2人なんですよ。
片方は40代で妻を亡くしたつまみ簪職人、もう片方は70歳になった頃に妻に出て行かれた元銀行マン。
死がわりと身近にあって、体に痛みも出てくるお年頃。

老後の生き方についてふいに考えさせられる物語でもありました。 続きを読む

「異国のおじさんを伴う」 森絵都

思わぬ幸せも、不意の落とし穴もこの道の先に待っている。
どこから読んでも、何度でも、豊かに広がる10の物語。

誰もが迎える、人生の特別な一瞬を、鮮やかにとらえる森絵都ワールド。

森絵都ワールドに、ほっこり。

重すぎず、軽すぎず、くすりと笑えるものも含んだ10編の短編集です。

ひさびさの森絵都さん。
やっぱり大好き。読めてよかった。
いくつかピックアップしてみます。 続きを読む

「扉守」 光原百合

古い井戸から溢れだす水は“雁木亭”前の小路を水路に変え、月光に照らされ小舟が漕ぎ来る。この町に戻れなかった魂は懐かしき町と人を巡り夜明けに浄土へ旅立つ(「帰去来の井戸」)。

瀬戸の海と山に囲まれた町でおこる小さな奇跡。
柔らかな方言や日本の情景に心温まる幻想的な七篇。第一回広島本大賞受賞作。 続きを読む

「屋久島ジュウソウ」 森絵都

ゆるゆる・和気藹々・のんびり楽しいグループ旅行のつもりで屋久島を訪れたモリエト一行。
ところが、待っていたのは九州最高峰への登山だった!急勾配に泣き、杉に癒され、脳内麻薬でハイになる。
初心者チームが挑むいきあたりばったりトレッキングと、海外でキレた瞬間や忘れられない味など、世界中を巡って出会ったエピソード14本の詰め合わせ。

旅気分満載のエッセイ集。

1歩踏み出したい人へ

一度は行ってみたい、屋久島。
こちらは、森絵都さんが屋久島をジュウソウした様子を綴ったエッセイです。 続きを読む

「ワンダフル・ワールド」 村山由佳

世界はこんなにも美しく、かぐわしい――運命の出会いを彩る香りの物語。
かつての恋人との再会で芽生えた新たな感情、「愛人」という言葉では割り切れない関係、久しぶりの恋を捨てても守りたいもの

――普通の恋愛とは呼べない。でも混じり気ない愛情と絶対的な安心感を与えてくれる存在を、特別な香りとともに描く全五篇。
もうときめきだけでは満たされない大人に贈る、究極の恋愛小説。

白でも、黒でもないものは、ある。

楽しみにしていた村山さんの新刊です。
早速発売日に買いました。
すべての章に香りが漂う、喪失と大人の恋が入り混じった5つの短編集でした。 続きを読む

「A Color of His Own」 Leo Lionni

カメレオンは、ひとつの悩みをもっていました。
「どうして他の動物と違って、自分の色がないのだろうか」。

春になって、彼はすばらしい答えを見つけます。
かわいいカメレオンはページごとに色が変わり、鮮やかに描かれています。

心を明るくする、カラフルで奥深い絵本です。

大好きな絵本で、気持ちが最近疲れていたので久しぶりに手に取りました。 続きを読む

「校閲ガール ア・ラ・モード」 宮木あや子

入社して2年目、ファッション誌への異動を夢見て苦手な文芸書の校閲原稿に向かい合う日々を過ごす悦子。
そして明るく一直線な彼女の周りには、個性豊かな仕事仲間もたくさん。
悦子の同期で、帰国子女のファッション誌編集者、
これまた同期の東大出身カタブツ文芸編集者、
校閲部同僚でよきアドバイスをくれる、グレーゾーン(オネエ系)のお洒落男子、
悦子の天敵(!?)のテキトー編集男、
エリンギに似ている校閲部の部長、
なぜか悦子を気に入るベテラン作家、などなど、
彼ら彼女らも、日々の仕事の悩みや、驚くべき過去があって……。
読むと元気が出るワーキングエンタメ!

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「ビブリア古書堂の事件手帖4」 三上延

珍しい古書に関係する、特別な相談――
謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。
その古い家には驚くべきものが待っていた。
稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいと持ち主は言う。

金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んでいた。
そして、迷宮のように深まる謎はあの人物までも引き寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは二人の知恵比べの様相を呈してくるのだが――。

やっぱり大好きです、このシリーズ。

久しぶりのビブリア古書堂シリーズ。今回はついにあの人が登場。
じれじれだった二人の関係にも動きが見られ、江戸川乱歩を主軸に綴られた長編はものすごく、おもしろかったです。
今までで一番好きかもしれないくらい。 続きを読む

「どんなにきみがすきだかあててごらん」 サム・マクブラットニィ

チビウサギとデカウサギは大の仲良し。

「ぼくはきみのことこーんなに好きだよ」

二匹は腕を広げたり、背伸びしたり、飛び上がったり、どんなに相手を好きか言い合うのです。
絵もお話の進行も終わり方もほのぼのした本。

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