「野蛮な読書」 平松洋子

沢村貞子、山田風太郎、獅子文六、宇能鴻一郎、佐野洋子、川端康成…海を泳ぐようにして読む全103冊、無類のエッセイ。

本はいつも、知らない世界を見せてくれる

小説だけでなく、写真集から歌集まで幅広い本に触れて書かれたこのエッセイ、贅沢にもそれぞれの章で4、5冊の本に触れています。 続きを読む

「優しすぎて、怖い」 ジョイ・フィールディング

晩春の午後、ジェーンはミルクと卵を買いに出かけ、自分が誰だかわからなくなった。
名前も家もわからない。そして服には血が、ポケットには現金一万ドル。やっと連れ帰られた家をわが家と思おうとしても、男を夫と信じこもうとしても、何かそぐわない。
どうして皆がこんなに優しいのだ?それに、どうして日に日に体調が?

久々の海外小説、おすすめです。

ある春の日、突然自分が誰だかわからなくなった。
名前はおろか、年はいくつなのか、家族はいるのか、何一つとしてわからない。

そんな驚くような場面からこの小説は始まります。 続きを読む

「二十四の瞳」 壺井栄

海辺の寒村に、女子師範学校出の大石先生が赴任してきた。担当する分教場の小学一年生は十二人。
新米先生は、様々な家庭の事情を抱えた生徒たちを慈愛に満ちた眼差しで導き、時と場所を越えた師弟関係を築いていく。
やがて戦争、そして敗戦。自らも苦渋の季節を経て、四十になった先生は、再び分教場の教壇に立ち、昔の教え子の子どもたちと出会う。
真の師弟愛を描いた不朽の名作。

不朽の名作です。

とても有名なタイトル。
不朽の名作と謳われていながら、未読でした。
時代は昭和初期。自立した芯のある女性と無垢な子どもたちの交流を描いた物語、だと思っていました。 続きを読む

「疲れた日は頑張って生きた日」 はあちゅう

東京、29歳、独身、フリーランス1年目。
仕事、彼氏、友達、家族、美容にダイエット……、同時進行でいろんなことが起きる女子の日常をリアルな言葉でつなぎとめた「つぶやき日記」。
鬱々しがちな日常に刺激をくれる365の極私的考察&女子的ライフハック。

毎日頑張る、あなたへ

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「フィッターXの異常な愛情」 蛭田亜紗子

広告代理店に勤める32歳の國枝颯子は、うっかりノーブラで出勤したある日、慌てて駆け込んだランジェリーショップ「Toujours Ensemble(トゥージュール・アンサンブル)」で男性のフィッター・伊佐治耀に出会う。フィッティングを通して、伊佐治からいい加減な生活習慣や生き方を指摘された颯子は、自分を見つめ直すようになる。

自分の”女らしさ”を否定して生きてきた後輩の百田馨、旬を過ぎたスキャンダル女優の本城夕妃、女装の趣味があるクライアントの大狼社長、出産後のセックスレスに悩む同期の美鈴・・・・・・
颯子をとりまく人々も、伊佐治のランジェリーの魔法によって少しずつ変わり始めて――!?
一歩前に踏み出せずにいる女子たちに贈る、前代未聞のランジェリー・ラブコメディ!!

女性に生まれてよかった、と思う。

ずっと読みたくて楽しみにしていた1冊。買ってよかったです。これは、手元に置いておきたい。 続きを読む

「肩ごしの恋人」 唯川恵

欲しいものは欲しい、結婚3回目、自称鮫科の女「るり子」。
仕事も恋にものめりこめないクールな理屈屋「萌」。性格も考え方も正反対だけど二人は親友同士、幼なじみの27歳。
この対照的な二人が恋と友情を通してそれぞれに模索する“幸せ”のかたちとは―。
女の本音と日常をリアルに写して痛快、貪欲にひたむきに生きる姿が爽快。
圧倒的な共感を集めた直木賞受賞作。

恋愛小説の旗手が描く爽快な1冊です。

さらりと爽やかな読み心地。フツーの枠に囚われない清々しさに、読んでいてすっきりします。直木賞受賞作でもあります。 続きを読む

「カフーを待ちわびて」 原田マハ

「嫁に来ないか。幸せにします」
「絵馬の言葉が本当なら、私をお嫁さんにしてください」
から始まるスピリチュアルなほどピュアなラブストーリー。
ゆるやかな時間が流れる、沖縄の小さな島。
一枚の絵馬と一通の手紙から始まる、明青(あきお)と幸(さち)の出会い。偶然に見えた二人の出会いは、思いも寄らない運命的な愛の結末へ。

第1回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作品。

これは、映画も見てみたい。

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「発達障害に気づかない大人たち」 星野仁彦

片づけられない、すぐキレる、話を聞けない…
あなたのまわりにもそんなちょっと「困った」大人たちがいないだろうか?
あるいは、あなた自身がそう思われている可能性はないだろうか?
そうだとしたら、それは「発達障害」かもしれない。

子どもたちではありません。あなたのことです!!

というインパクト抜群の帯。 続きを読む

「白蓮れんれん」 林真理子

「筑紫の女王」と呼ばれた美しき歌人・柳原白蓮が、年下の恋人、宮崎龍介と駆け落ちした、世に名高い「白蓮事件」。
華族と平民という階級を超え、愛を貫いたふたりの、いのちを懸けた恋―。

門外不出とされてきた七百余通の恋文を史料に得て、愛に翻弄され、時代に抗いながら、真実に生きようとする、大正の女たちを描き出す伝記小説の傑作。

第八回柴田錬三郎賞受賞作。

文字通り、命を賭けた恋でした。

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「オーラの条件」  林真理子

ホリエモンの見た天国と地獄、紀宮様のエレガントなご婚約会見、解散総選挙で見せた、小泉首相の凄み…旬のただ中に生きる人たちは、不思議な光線を発している。

魅力とはキケンをはらむもの。「週刊文春」人気エッセイ。

郵政民営化、など時代の風を感じます。

なんだかとってもananっぽい!と思いながら読んでいたら、「週刊文春」で連載されていたエッセイだったんですね。いろんなところで連載を持っていて、その人気ぶりが伺えます。 続きを読む