「白衣の騎士団」 コナン・ドイル

コナン・ドイルの作品といえばホームズ物語しか知らなくて、ミステリー作家だとばかり思っていたら違ったんですね。
SF、冒険、怪奇、海洋や医学にまで手がけていたのには驚きました。
歴史小説もその内の1つでドイルが特に力を入れていたものらしいです。
この本を書き上げるのに参考にした文献は60冊にもなるとか。
それだけあって凄く楽しめました。

騎士道の元に繰り広げられる戦いは私にとって真新しいものでした。
自分の栄光や賞賛の為ではなく、貴婦人の名誉そして騎士道の賞揚のための戦いは激しさの中に高尚なものを感じさせてくれました。
“強き者を恐れず、弱き者に謙虚になれ” という騎士道にすっかり魅入られました。
数ある戦いの中でも私が最も気に入ってるのがカスティリャ軍との戦いでした。
白衣の騎士団の騎士400名ほどに対し、相手は6万。
死力を尽くしての壮絶な戦いは後々まで語り継がれたといいます。

サー・ナイジェルの「ともに生きるか、ともに死ぬかだ!」と最後まで戦う姿には感動、というより惚れますね。
登場人物は誰もがとても魅力的で、最初は風変わりでただの乱暴者だと思ってたジョンも最後では大好きな人の1人になっていました。
この作品は史実にそって書かれたらしいんですが、これだけで充分にこの時代に興味を持ちました。
姉妹篇ではサー・ナイジェルの青年時代の話があるらしいです。

★★★★☆

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