「冥王と獣のダンス」 上遠野 浩平

ブギーポップシリーズ以外で初めて手にする上遠野さんの小説。
期待していた以上のものでした。世界観も登場人物も小説の構成も全て好きです。
一気に読み終えてしまったほど楽しかったです。
読んでいてなんとなくガンダムを思い出すような話でした。

トモルと夢幻のシーンはどれも好きなんですが、中でもトモルが感極まって夢幻に想いをぶつけるシーンには胸を打たれました。
トモルだから言える台詞。トモルにしか言えない台詞でした。

口絵もお気に入りで中でも「出逢い」の絵は格別です。
登場人物はリスキイ妹が最も好きです、あの健気さがいい。
物語は、二人の未来もこの戦争の行方も、何もかもわからないままに終わってしまうんですが私はあえてこのままであってほしいと思っています。

ちゃんと完結する話が好きな一方でこういう風に読者の想像に任せるような話も好きなので。
ただ、この世界観はすごく気に入ってるので何か違った形でまた読むことができたら嬉しいです。

「私たちのリーダーが囚われの身になっている。命に代えても助けに行かなくてはならないのよ」

★★★★☆

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