「ブギーポップ・カウントダウン エンブリオ浸蝕」 上遠野 浩平

この本は前編・後編とあるうちの前編だったんですね。
よかった、最後が全然腑に落ちなかったから。
後編では正樹のこと、そしてエンブリオの謎が明かされるのを期待してます。
とはいっても前編だけでも楽しむことはできました。

潜在能力を引き出すアイテム。
なんだかどこかで見たことのある設定のような気がしないでもないんだけども、超能力いっぱいの世界は楽しかったです。
ただ、エンブリオの声を聞ける人が多すぎるような気もしたけども。
だって、エンブリオを手にした人のほとんどがその声を聞いている気がする。
でも、よく考えてみれば潜在能力なんて誰にでもあるものだから当たり前の結果なのかな。

今回は正樹の活躍ぶりと、いい意味での”最強”の不安定さが印象的でした。
“稲妻”も、キャラクター的に憎めなくて好きですし。テンポがよくてすらすら読めるのが嬉しいです。とにかくまずは、後編を読んでみないことには全体的になんとも言えない、といったところでしょうか。

「強さとは、力があることではない。優れていることでもない。
大きいことでも勢いがあることでもない。弱くないということも負けないことも意味しない。
強さとは結局のところ、他の何者とも関係のない、それ自体が独立した概念であり、それを真に手に入れようとするならば、勝利や栄光といった他のすべてを犠牲にすることを覚悟しなくてはならない」

★★★

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