「ふたつの星とタイムマシン」 畑野 智美

タイムマシンなんて信じない。でも、もし戻るなら2011年のあの日しかない――!
タイムマシンに、恋人ロボット、惚れグスリや友達バッジ。
近未来を舞台に、ちょっぴり不思議で、だけどどこか懐かしい、そんな気持ちにさせる7つの短編集。
カバーイラストレーションはキングコングの西野亮廣さん描きおろし。


初めて読む畑野さん。
SFなんだけど、懐かしい。少しドラえもん的要素を感じる、心温まる物語でした。

おもしろいのは、タイムマシンとか、恋人ロボットなんていう少し近未来的なアイテムが登場しても、私たちは恋人や友達のことで悩んだり、あたたかい気持ちになったりしていて、そこはどこか未来の全然知らない世界の話ではなくて、少しだけ未来の、だけど今と地続きの世界がここにはあるということ。

ちょっぴりめんどくさいタイプの子ながら、美歩ちゃんとあゆむ君の恋の物語が好き。
なんだかんだ言いつつ相思相愛で、なんだかいいなぁなんてきゅんとする。

そして、素敵な表紙はキングコングの西野さんが書かれたもの。
偶然お二人の対談を読んだのですが、畑野さんは以前にも何度か西野さんにサインを貰ったことがある関係のよう。
お互いを認識していて、西野さんも、「よし、畑野さんのために、この本にぴったりな挿絵を」なんて風に描かれているのが伝わってきて、こんなところでも心がふんわりします。いいお話でした。

★★★★

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