「橋本治の古事記」 橋本 治

日本最古の書物として公式に認められているのがこの古事記です。
これは全部で3部に分かれており、上巻には<神の物語>が、中巻には<神と人の物語>が、そして下巻には<人の物語>が書かれています。
天地開闢に始まるこの書物には推古天皇までの歴史的物語が記録されています。

この本は上巻のみで、黄泉の国や八俣の大蛇、因幡の白兎などはどれも小さい頃に絵本などで読んだことのある話でした。
確かに考えてみればそれらは古えの日本の神様の話だったけれど、難しいと思って読もうとしなかった古事記がそんなに身近にあったものだったなんて。

新しい発見としては、八俣の大蛇と因幡の白兎の話などの主人公(オオクニヌシノミコト)が同じで繋がりのある物語だったことや、ギリシア神話や中国の神話に相似している点が多くあったことなどです。
それにしても神様の名前が長すぎです。
例えば農耕の神様、天津日子波限武鵜葺草葺不合命(アマツヒコナギサタケウガヤフキアエズノミコト)とか、そんな神様がいっぱいです。
何度読んでも名前覚えられそうにないです。

そういえば、この編訳をされた橋本治さんは枕草子を現代の女子高生の口語体で編訳して話題を呼んだ方ですよね。
いつかそちらも読んでみたいです。


世界は、その初め、混沌の中にありました。
天もなく、地もなく、それをつたえる呼び名とてありませんでした。
その混沌の中に動きがあらわれ、やがて天と地が分かれます。
地と分かれ、多くの神々が住まわれることになる天を、高天原と申します。

★★★

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