「ゴールド・フィッシュ」 森 絵都

大人になると夢を忘れてしまうものなのかな。
それなら私は大人になんかならなくていい。
そんな風に思っていたこともありました。

夢を追いかけ続けている人はとても素敵だけど、誰もがそうできるわけではないことを今の私は知っています。生きていくために、時には夢を諦めなくてはならないことだってある。
そうわかってからも、すぐにはそれを認められませんでした。
だから、さゆきの気持ちはすごくわかりました。

でも認めないことには成長できない。
ずっと子供のままでいることは社会で生活する以上許されないことです。
さゆきがちゃんと前に進むことができて安心しました。

真ちゃんは相変わらずなぁという感じだけどやっぱり憎めなくて好き。
テツはいつの間にか器の大きい人になっていて頼れるし、みゆきは恋愛をして勉強以外にも大切なことを見つけた。それに大西先生は個性の大切さに気づいたみたい。
みんないい人。私も小さいことを大切にしながら夢を叶えていけたらと思いました。


大きな夢はまだ見えない。
それはもうすこし先のほう、もしかしたらずっと未来のほうにあって、あたしはまだ夢の見える場所までいきついていない。
でも、あたしがあたしらしく年をとっていったなら。
あたしのリズムを守りつづけたなら。
いつか必ず、あたしにしかできないなにかが見えてくるはずだ。

★★★★☆

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