「南国再見」 狗飼 恭子

私が初めてこれを読んだのは遠距離恋愛をしていた頃でした。
“逢えなくても、逢いたいと思い続けることができる限り大丈夫だ” という言葉にとても強く励まされたのを覚えています。
久しぶりに読んでみると以前よりももっと言葉が染み込んできた気がします。
それは、苦しいくらいに。

普通の小説なら、真夏にコートを着ているなんておかしい人じゃないか。と感じていたかもしれないけど、狗飼さんの言葉から感じたのは、ただひたすらに愛する人を想う気持ちでした。
狗飼さんは、なんて丁寧に言葉を紡ぐ人なんだろう。
強い人は自分と向き合える。
私も彼女のように逃げることなく自分と向き合えたらと思いました。

これは私にとってとても大切な本で、これから先もずっと大切なままなんだろうと、読み直してからまた思いました。

「彼がいなくちゃ生きていけない」
そう思ったのは、けしてけして、嘘じゃないはずだから。

★★★★☆

follow us in feedly

Pocket

トラックバックURL

トラックバック一覧


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。