「緋色の研究」 コナン・ドイル

インド従軍から帰国したワトスン博士は、風変わりな友人と同宿することになる。
彼の名はシャーロック・ホームズ。探偵だ。
二人は一風変わった事件と出会う。
空き巣の中で殺された謎の死体。壁に血書された "復習" の文字。はたしてその真理とは。

ホームズの話はいくつか読んだことはあるのだけど、私の知っている彼の横には常にワトスン君がいました。だから二人の出会いは新鮮でとても楽しむことができました。
それにしても、ホームズって本当に変わった人ですね。
社会で生きていながらこんなにも社会に溶け込まないで暮せるなんて。
大人だけど子供みたいな人。

傷のない死体なのに血で書かれた文字。その血の正体に思わず笑ってしまったり。
言われてみればすごく簡単なことでも案外気づかないことって多いです。
もっともホームズが後から語る推理は彼だからこそできたものなのだけど。
探偵になるって簡単なことじゃなさそうです。

小説中部のアフリカの話も好き。読めて満足。
もしも許される殺人があるとしたら、これこそがそれなんじゃないかなんて思いました。
物語の最後にはホームズとワトスンのコンビもだいぶ定着してきたように思います。
この先の二人の活躍にも期待。


人生という無色の糸枷には、殺人という緋色の糸がまじりこんでいる。
ぼくたちの仕事はそれを解きほぐし、分離して、1インチのこらず日の光の下にさらけだすことなのだ。

★★★★

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