「ビブリア古書堂の事件手帖 3 栞子さんと消えない絆」 三上 延

鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂は、その佇まいに似合わず様々な客が訪れる。
すっかり常連の賑やかなあの人や、困惑するような珍客も。人々は懐かしい本に想いを込める。それらは予期せぬ人と人の絆を表出させることも。
美しき女店主は頁をめくるように、古書に秘められたその「言葉」を読みとっていく。
彼女と無骨な青年店員が、その妙なる絆を目の当たりにしたとき思うのは?絆はとても近いところにもあるのかもしれない―。これは“古書と絆”の物語。


久しぶりのビブリアシリーズ。
前作を読んだのが大体3年前くらい。
時間が経つのが速くて驚きますが、久々に読んでもやっぱり楽しめる1冊でした。

相変わらず古書に関する造詣が深くて、知らない本ばかりながら、いつもため息をつくように圧倒させられるのですが、今作には私にとってすごく思い入れのある小説が登場してびっくり。
それが、ロバート・F・ヤングの「たんぽぽ娘」。

この本は、梶尾真治さんの「クロノス・ジョウンターの伝説」にも出てきて、当時絶版で、だけどどうしてもどうしても読みたくて、人づてになんとか入手して読むことができた思い入れのある1冊です。
絶版本を巡ってあんなに頑張ったのは後にも先にもあの時限り。
最近は書店で平積みになっているのを見かけ、懐かしいな、また読みたいな、なんて思っていたところだったので、本書で登場して本当にびっくり。

それはさておき、二人の距離がほんの少し、すごく少しだけ近づいたのが今回の進展でしょうか。
ちょっと微笑ましいけど、このペースでいったら一体いつ二人は結ばれるんだろう、なんて思ってしまったり。
それからラストで思わぬ謎が解き明かされて、ちょっとすっきり。というより、前作までの話の記憶大分おぼろげで、そうだったのか、という感じです。
私の記憶力では、時間を空けて読むとシリーズものの楽しさが半減してしまうのが悲しい。

お母さんについては、まだまだ謎のベールに包まれていますね。ゆっくりまた読み進めていきたいところです。

★★★☆

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