「郵便少年」 森見 登美彦

探究心と冒険心旺盛なアオヤマ君。
町中にあるポストに魅せられ、郵便配達を始めます。


鮮やかな緑に赤いポストのコントラストがすごく綺麗でした。
礼儀正しくて理屈っぽくクールに見えるのに、純粋でまっすぐなアオヤマ君も好きだし、ツンツンしてるのに憎めないヒサコさんも、ハセガワ君も魅力的。
著書の「ペンギン・ハイウェイ」から派生したものらしく、そちらも読んでみたくなりました。
手紙って、すごく夢がありますよね。

小学生の頃に郵便係というのがあって、他のクラスに手紙を届けてくれたことや、世界一周をしていた友人から国を跨ぐごとに手紙を送ってもらったことを思い出しました。
そんな手紙が持つわくわく感が伝わってきて、とても楽しめました。

ラストで朝の森の香りに繋げるところがまた素敵。
タイトルにこそ「森」と入っていませんが、森の香りのテーマに相応しい1冊だと思います。

「その手紙はどこまで届きますか?」
「どこまででも届くよ」
おじさんの言葉に、ぼくはたいへん感動した。   (p5)

★★★☆

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