「伝え方が9割」  佐々木 圭一

「感動的なコトバは、つくることができる」
「伝え方にはシンプルな技術がある」

米国にて日本人コピーライター初の「ゴールド賞」を受賞した著者が明かす、コトバの秘密。

知る人ぞ知るベストセラーですが、今更ながら読んでみました。
仕事柄私も「NO」を「YES」に変える必要性のある場面というのに度々出くわします。
大抵は話の持っていき方、場の雰囲気作りなどで試行錯誤しながら相手に歩み寄っていくのですが(一度に全部頼まず少しずつ了承してもらうとか)、同じことを頼んでいても言葉一つでこんなにも受ける印象が違うものか、と改めて唸る思いでした。

著名な人たちも使っている技法をわかりやすく解説してくれていますが、技法を用いるに留まらず、すべては「どのコトバが相手の心に響くか」という思いが根底にあるのがツボな気がします。

それから苦手ながらも人前で話す機会があります。
お昼過ぎの時間帯など、聞いている人が寝ているのを目にすることもあります。もちろんプレゼンの仕方などにもよるんでしょうが、心を動かすコトバをいくつ相手に届けられるか、というのはすごく重要なポイントで、本書に沿って作りこんでいけば不可能ではないような気すらしてきます。

実際のところ、読み終わった後は感動しますが、言葉を作るというのは思いのほか難しくて、本当になかなかできない。悔しくなるくらいに全然できない。
普段どれだけ日々の言葉に意識を当てていないかが浮き彫りになるようでしたが、まずは一人の相手に対して丁寧に向き合う中で、相手の心に直接響く言葉を選んでいけたらいいなと思います。

あなた自身コトバを敏感に肌で感じてほしいのです。コトバはあなたが思っているより、もっと自由です。  (p45)

★★★☆

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