「夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え」 水野 敬也

「あのときはガネーシャがあんまり真剣だったから言えなかったけど、一味は七味の中に入ってるから足しても八味にはならないんだよ」

お馴染みのガネーシャが繰り広げる天然とユーモア、たくさんの教えが、人生に敗れ自暴自棄になってた1人のOLを救う。
累計280万部突破のベストセラー第3弾は、ガネーシャのライバル登場!

夢をかなえるゾウのシリーズもいつのまにか第3段。
今回は主人公が初の女性です。ただでさえ関西弁で喋るお茶目なガネーシャはちょっと胡散臭いのに、黒ガネーシャなんていうよくわからない神様も出てきて・・・
ハチャメチャなんですが、しっかり心に届く教えが詰まった1冊でした。恋愛要素がちょっと入ってるのも楽しくて。

私がこの本を好きなころは、著名人の影なる努力を身近に話してくれるところと、肩肘張らないゆるいところ。
頭ごなしに言われても直視できないことが、ユーモアたっぷりに書かれているから思わず「そうだよねぇ」と笑いながらも頷いてしまう。
何か1つでも自分の生活に取り入れられないかとメモしてしまう。

「人生で追い込まれている人間は、一気にその負けを取り戻そうとしますよってに。ほんまは少しずつ少しずつ負けを溜めてきたのに、一発逆転なんてムシの良い話ですわ。せやけど、そういう人間やからこそ、現実が冷静に見れんようになって、目の前に差し出された希望に簡単に飛びついてしまいよる」
と黒ガネーシャが痛いところをつきますが、何をするにも一段飛びで一気に大成功、なんてないのに、焦るとそういうことばかり夢想しちゃう。
そんなときに、じゃぁ今コツコツできることは何なのか?ということに答えてくれるのがガネーシャの教えで、「苦手な分野のプラス面を見つけて克服する」とか、「自分にとって勇気が必要なことを1つ実行する」とか、最初はしぶしぶながらもそれらの課題に取り組んでいる主人公がいるから思わず自分もと元気づけられる気がします。

ところでやたらと完成度の高いラップも掲載されててびっくり。水野さんの才能幅に驚きますが、ガネーシャの絵ももしかして水野さんが描かれたんですかね。

それはさておき、おもしろおかしく学びながら読みましたが、最後はちょっとしんみり。
シリーズの中では本書がいちばん好きです。1から読まなくても読める作りになっているのもいいですね。
元気になりたいときに読み返したい1冊です。

「この世界はな、自分が力を尽くした分だけ、必ずそのお返しを用意してくれるもんなんやで」  (p333)

★★★★

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