「君と会えたから・・・」 喜多川 泰

将来に対する漠とした不安を抱えながらも、自分のやるべきこともやりたいことも見つけられずに何もせず、無気力に過ごしていた平凡な高校生の僕のもとに、ある夏の日、美しい女の子がやってきた。
そして、彼女から、その後の僕の人生を変える教えを聞くことになる。
―もし、「明日」が無限にあるわけではないとしても、今と同じような今日を生きますか?


手元に置いて、大切にしたいと思える本です。
透明感のある装丁にまず惹かれました。
当たり前にやってくる「明日」は、決して当たり前じゃない。
「今日」を精一杯生きることの大切さを、押しつけがましくなく伝えてくれます。

夢なんて、所詮夢だよ。現実が見えてくるほど、大人になるほど、そう思ってしまいがちだけど、それでも大事にしていたい想いや夢を全力で肯定してくれます。
特に関心があったのは、2つ。
1つは、作中のゲームで登場するライフリストです。すごく楽しそう。
早速作ってみようと思います。2枚目が必要だというのは、目からウロコでした。

もう1つは、円を「ありがとう」と読むエピソード。
円をありがとうと読んだら意識が180度変わりそうですね。
考え方次第ではお金が、人の想いを繋ぐツールにも成り得ますものね。

喜多川さんの「伝えたい」という想いがすごく伝わってきて、読むだけで気持ちが高まります。(あとがきより、「一度しかない人生だからこそ自分らしい最高の一生を送ってほしいという僕なりのメッセージを込めてこの作品を書きました」
情熱を持って、今しかない今を大切にしていこうと思います。

やりたいことって1つじゃないもん。やりたいことやなりたいものがたくさんあるのに、みんな、その中のどれか1つに決めなきゃいけないって無意識のうちに決めてしまっているの。

それが本当にどうしても到達したい場所ならば、誰もが絶対に到達することができるの。はじめに計画した方法が無理なら、別の方法を探せばいい。ただ単にそれだけなの。   (p113)

★★★★☆

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