「お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ「生き残りの法則50」」 有吉 弘行

猿岩石時代の月収2千万円から一転、給料ゼロのどん底生活に陥ったお笑い芸人・有吉弘行。
天国と地獄を味わった男だけがわかる不況社会を生き抜く50の知恵。
明るい未来なんかクソ喰らえの「毒舌生存論」を学べ。

「希望のない生」を生き抜く処世術。
有吉さんの哲学の詰まった1冊です。

いろいろと自己啓発書やエッセイが世には溢れていますが、なかなかこういった前向きでないというか、卑屈というか、それでいて嫌味じゃない本って、ないですよね。

一切ブレず、徹底して「生きるのに必要なのはお金」と述べていて、夢や希望があっても霞を食べて生きていくわけにはいかないので、共感するところも多かったです。
要は、「リスクマネージメントをしっかりしましょう」ということなんだと思います。

以前は「35年ローンで家を買う」というのは、わりと一般的なことだと思っていましたが、それだけの負債を抱え込むって、冷静に考えればものすごいことですよね。

私も体調を崩して、所謂「もう社会復帰できないかも」というところまで落ちたことがあるので、常に「今の状態がずっと続くはずがない」という危機感は持っていて、今の仕事を続けられなくなった場合の別の生き方について、とか、もしもの時の備えとしての貯金、とか、すごく考えます。

不安定な社会だからこそ、私たちはいつも「自分が落ちてしまうかもしれない」ということに対して備えるべきだし、そうなった時に心を平静に保つための「拠り所」を持っておくべきなんでしょうね。

有吉さんのような生活を数ヶ月続けただけで、相当心が病みそうですが・・・ブレずに狂わずに生き抜いたことが本当に素晴らしいなと思わずにいられません。
驕ることなく備えた有吉さんがいたからこそ、今の有吉さんがいるんですよね。
ある種のバイブルにも成りうる1冊だと思いました。
「もう人生どん底だ」と思ったら、ぜひ読んでほしい1冊です。

★★★

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