「だから、あなたも生きぬいて」 大平 光代

中学の頃にいじめ・親友の裏切りから自殺未遂。

周りに絶望し非行に走り、行きついた先は極道妻。

そこから再起し、最難関の司法試験に一発合格。

著者が綴るノンフィクション。


光が当たらないような場所まで転げ落ちて、そこから光を与える側にまで上り詰める。
並大抵の苦労じゃないと思います。
それを実際に成し得た人がいるということで、勇気づけられる人がどれだけいるでしょうか。
絶対に無理なんてものは、ない。

「今こそ出発点」と心から思えます。
印象的だったのは、道を踏み外そうとしたり、自殺をしようとしたりしても、それらは何倍にもなって自分に返ってくる、という話。
彼女の壮絶な人生を通してそれを伝えてくれます。

最後のメッセージは特に、思春期の辛い時期を過ごしているすべての人に読ませてあげたい。向き合うことの大切さ、諦めないことの尊さを教えてくれます。
親孝行についても考えさせられました。彼女の罪悪感を思うと、泣けてきます。

「頂上の見える山は低い。頂上の見えへん山は高い。だけど、頂上にたどりついたときの喜びは、どっちのほうが大きいと思う?」  (p185)

私がしていたことは親孝行のまねごとにしかすぎひんかったんや。ほんまの親孝行とは、いらん心配や苦労をかけへんことなんや・・・  (p239)

★★★★

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