「無気力なのにはワケがある」  大芦 治

やる気が出ない、気力が湧かない、やってもやらなくても同じに思える……。
その無気力、“生まれつき” でも “なんとなく” でもありません。
あなたが、同僚が、家族が無気力なのには、必ずそれだけのワケがあるのです!
本書は、実験心理学を専門とする著者が、
無気力を生み出す心理メカニズムや環境要因を読み解く一冊。


やる気ゼロ。…ありませんか?そんなとき。

資格試験を前に、試験日が近づくほどにやる気が落ちてきて、無気力に。
机に座って勉強しては、すぐに集中力を切らしてごろごろ・・・。気持ちを奮い立たそうにもエネルギーがなく、完全に無気力状態でした。自分でもわかるけれど、あれはひどかった。

思い当たるのは、試験勉強を始めるのが遅すぎて、どう考えても合格基準まで達せなそうだったこと。全然間に合わなくて、半ば投げやりになっていた気がします。
そんなとき、偶然Kindleでセールをしていたこの本を発見。思わず買っちゃいました。

結果だけ提示されるのではなく、心理学に基づいた実験をいくつも解説してくれ、人が無気力になるのはどういう時か、どんな風に対処していけばいいのかわかりやすくまとめてくれています。

無気力に陥りやすいかどうかは、個人差があって、課題が達成できない理由を①課題の困難度 ②能力 ③運 ④努力のどこに見出すかによっても変わってくるし、
自分の能力に対して「人間の能力や資源は努力次第でいくらでも伸びる」と考えるか、「能力は石に刻まれたように生まれつきのもので固定的で変わらない」と考えるかで変わってきます。人って、100%どうにもならないことに対して、全力で頑張れないですよね。だって、100%どうにもならないのに、頑張っても意味がないし・・・。

100%どうにもならない、と考えるかどうか、は大きな分岐点ですよね。
ちいさい子どもの方が無気力になりにくいのは、経験則から諦めることを知らないから。
つまりは、外からの刺激が絶対的なものなのではなく、私たちの捉え方、考え方のクセを見直すことで無気力はある程度防げる、のかもしれません。

“自分でコントロールできないと思うこと、つまり、コントロール不可能性の学習が無気力の原因である“ (No.412)

私は仕事でもキャパオーバーになると、ミスが頻発したり、かえって仕事が手につなかったり気力が低下します。
本書で印象に残ったフレーズが、「無気力にならないために重要なのは、状況を自分でコントロールできていると思えていること」というもの。

そして、本書では「オプティズム」という言葉を用いて、自分に対する肯定的な評価を持つことの大切さも説いてます。
自分を消耗させることなく、無気力になることを予防しながら毎日を送っていきたいです。今は、エネルギーチャージ中。

「自分の行動は自分が決めている」という気持ちは、やりがいや面白さにつながっている。(No.682)

★★★

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