「スタバではグランデを買え!」 吉本 佳生

自動販売機で150円のお茶を買ってしまうのはなぜか?(スーパーでは88円で売ってるのに)
どうして映画のDVDはだんだん値段が下がるのか?
なぜ100円ショップはあんなに安いのか?
経済学という視点でもって日常を見つめた1冊です。

書かれてあること自体は、シンプルで考えてみると当たり前のことが多いです。
例えば、「なぜ高いのに自動販売機でお茶を買うか?」
そっちのが楽だから。とか、急いでたから、とかいろんな理由が浮かぶと思います。
そこまでは簡単に答えられても、そういう要素のことを経済用語で「取引コスト」と呼ぶことは知りませんでした。

この本では具体例を交えつつ、経済学のエッセンスを伝えてくれるのがおもしろく、普段気にも留めないことが俄然興味深く感じました。
(取引コストや労働コストを一切考えず)単純に原価のみを気にすることは賢くないというのに頷いたり、安かろう悪かろうの時代は終わり100円ショップが安いながらも品質のいいものを取りそろえられているという理由に感心したり、なんだか難しそう・・・と思っていた経済学がちょっと身近に感じました。

結局のところ、周りがいいって言ってるから自分も!じゃなくて、その人にとって何が得なのかは好みなどにより人それぞれなのだから、しっかり自分を知って賢く満足のいく生活をしましょうよ、ということなのではないかと思います。

筆者が強調したいのは、自分がどれだけ他人と異なるかを知っておくことで、無駄を避けることができるという点です。  (p283)

★★★☆

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