「脳と心の謎に挑む―神の領域にふみこんだ人たち」 高田 明和

すごく読みやすかったです。
専門知識はいらないし、聞きなれない単語に関してはちゃんと説明がありました。
途中からちょっと路線がずれてしまった気もするけど、古代の人々の考えや哲学について広く書かれていてとても楽しめました。国によって考えもさまざまで、共感するものも数多く見られ、中でも中国の話はとてもおもしろかったです。

私は「心とは何か?」の問いに対して、心とは嬉しいとか、悲しいとか、そういう気持ちだと思ったんです。
「心はどこにあるのか?」といえば、心臓かなぁとなんとなく思っていました。楽しいと心(心臓)が弾むし、寂しいと心(心臓)が痛いなんて言い方もするし、実際に心臓の動きは心と深く関わっているような気がしました。
ところが古代中国では、幸福は心臓に、思考は脾臓、悲しみは肺、肝臓には怒りと魂が宿るとされていたそうです。

読み終わってから思ったことといえば、心=脳なのかなぁということでした。そう言われても実感がわかないのだけど、脳には言語や記憶、感情を司る場所があるらしいです。
感情は脳内物質に左右されていて、ドーパミンやセロトニンなどの量が多くなると喜びや快感を感じ、少なくなると不安になったりうつ状態になったりするとのこと。
だから、阻害剤などの薬でうつ病が治ることもあるらしい。心の病気が、物質で治すことができるなんて、不思議な感じ。でも心=脳なら、それもおかしくはないのかな。

★★★★

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