「モデル失格」 押切 もえ

女性ファッション誌「AneCan」のトップモデル・押切もえ。
今はテレビなどでも活躍する彼女。しかし、モデルとしてのコンプレックス、不遇の時代、絶頂期の事故…と、そのモデル人生は順風満帆なわけではありませんでした。
挫折を繰り返しながらも前向きに努力を怠らない彼女の姿勢の秘密(=HAPPYの見つけ方)に迫ります。


人気モデルである彼女が「モデル失格」なるタイトルで本を出すことは、一歩間違うと嫌味にもなりかねない。
それでも、きちんと本書を読めばそれが等身大の彼女から発せられた率直な言葉だとわかります。
プロとして活躍している人の話は、本当に刺激になります。
とても意識の高い人が多いから。

押切さんももちろん例外ではありません。
ただ彼女の場合は、最初はそうじゃなかった。器用に何でもソツなくこなせるタイプではおそらくないであろう彼女が、1つ1つ意識を変えて、自分を変えて努力していく姿勢には読んでいてすごく感銘を受けました。
サブタイトルにもある「幸せになるためのアティチュード」として、本書では幸せの処方箋という名のポジティブに生きるための様々な方法が書かれています。
「前向きになれないとき」「気分の晴れないとき」「印象を変えたいとき」など項目もまた身近で、どうしても頑張れないときは特に手に取りたい内容です。

モデルというと、ほんの一握りしかなれない職業ゆえに、もともとそういう素質のある人と思いきや、すべての人がそうというわけでない。
彼女みたいに努力に研究を重ね、自分を磨いて夢を掴んだ人もいる。
そして本書から伝わる等身大の彼女は、きれいになりたい、愛されたいと願う普通の女の子。ダイエットに失敗をしたり、大きなミスや挫折もしたりします。

それでも最後は前向きに笑顔で進んでいく彼女は、応援せずにはいられない存在です。
吸収したいところもたくさん。読むと心がキラキラします。すべての女の子、夢を持つ人にお勧め。

私は、「きれいになる」ということや「美しい体をつくる」ということは、「幸せになる」と同義語だと思っています。(中略)明日が楽しみになったり、心から笑顔になれたり、喜びを全身で感じることのできる体こそが、本当に価値のあるものだとおもいます。  (p126)

いろいろな局面で人は「行き詰まり」を覚えるものです。そしてそれにはいろんな原因があって、その打開策はその時々で違います。でも、どんな場合も、「立ち止まらないと見えないことがある」と思って受け止めると、心の荷物の重さは半分くらいになるから不思議です。  (p158)

「変わりたい」と少しでも思うことができて、それを認めることさえできれば、人は何でもできるし、何にだってなれると、私は信じています。  (p178)

★★★★☆

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