「賢者の書」 喜多川 泰

仕事も家庭も上手くいかず、人生に絶望した男が、一人の少年サイードと出会う。
彼は賢者になるべく、世界中の賢者たちに会う旅をしているところだった。
そんな彼が手にしていたのは「賢者の書」
そこには人生を幸せにする賢者の秘訣が溢れていた。


良書です。本当に。とっても。
本の厚さとしては1日で読めるくらいですが、思いのほか内容が濃くて、1章1章を消化するのに時間がかかりました。というより、時間をかけて読みたいと思いました。そして繰り返し読みたい。

書いてあることは真新しいことじゃないかもしれない。
だけど、よくある本に書かれている上辺だけのものじゃなくて一歩踏み込んだ、あるいはわかりやすく噛み砕かれた内容です。

例えば第一章に書かれている「行動することの大切さ」
このことはいろいろな本に書かれています。でも本書はそこで終わらず、行動することによって得られるもの(単純に行動したら手に入るもの=プラスのもの、ということでない)、それが何にどう繋がっていくか、といったところまで話が普及します。
読んだ瞬間に「そうだよね!」となるというよりは、読んでそれをしばらく自分の中で考えていって、「うんうん、そのとおりだ」となるような感覚。それがすべての章で起こりました。

ここに書かれていることを知っている(だけじゃなくて、もちろん実践している)のと、そうでないのではまるで人生が変わってくるでしょうね。
わかっていてもできなかったり、ついつい蔑ろにしてしまったりしてることって、実は結構あると思います。例えば、自分の可能性を信じることとか。
全くできてないわけじゃないけど、常にできてるかといえばそうじゃない。ネガティブになることもあるし、未来を思って不安になることもある。

でも、そんな時こそ「今を生きる」こととか、「時間を投資する」ということをしっかり意識していきたいと思います。そのために本書を読み直していくのは私には必要そう。
ずっとこの先も大切に読み返したい1冊です。

「人間は自らが努力して創り上げたものの上にしか、安心して立つことはできんものだからな。たとえどんなに素晴らしいものであっても他人のつくったものの上では落ちつかんものだ」  (p110)

「真に学ぶ姿勢がある者にとっては、世の中のあらゆる人が師となりうるのだ。
教えてくれた側が賢者なのではない。学んだ側が賢者だったのだ。
そして最高の賢者とは、誰よりも多くの人からいろいろなことを学べる素直な心を持つ人なのだろう」 (p208)

★★★★★

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