「ランウェイ・ビート」 原田 マハ

ある日現われたおしゃれな転校生ビートは、イジメられっ子犬田のファッションを大改造して一躍クラスの人気者に。

「誰にでもポテンシャルはある!」
ビートの魔法の言葉に勇気づけられ、ファッションに興味のなかった仲間たちが前代未聞の現役高校生ファッションブランドを立ち上げる。
彼らはファッション業界に革命を巻き起こせるのか?

日本ラブストーリー大賞作家が贈る感動の青春小説。

「一緒に世界を変えてみる?」

抜群に軽いノリの青春小説でした。

・んなことくらいで泣くなんて、あいつはもう破門だな(←道場か)。
・まあ、うわさってのは尾ひれ背びれがついてくもんだ。そのうち手も足も出てカエルになる(新説)

みたいな、万事が万事こんな文体で、内容もとっても軽くてキラキラしてます。
著者もノリノリで書いたんだろうなあというのが伝わる気がしてこちらまで楽しい気持ちになりました。

これは携帯サイト「デコとも」で連載されていたものらしくて、きっと連載時は紙の本で読むのとはまた違った印象だったのでしょうね。

高校1年生たちがファッションで生まれ変わったり、はたまた自分のブランドを立ち上げようとしたりというのも楽しいですが、物語が1人の主人公ではなく、複数の視点から描かれているのも、「うんめいの出会い」について(異性とは限らない)に書かれているのも楽しめました。
なかなか共感できる人物がいなかったのが残念ですが、キャラが立っている人が多かった気がします。

原田マハさん・・・引き出し広いですね。
これが「学園のカンヴァス」を書いた人と同じ著者だとは到底思えない。
日本ラブストーリー大賞も受賞されているという原田さんの恋愛小説、他にもぜひ読んでみたいと思います。

疲れていたので軽くて明るいノリに元気をもらいました。

「誰かをすっげえ好きなことって、なにかを作り出す最大のパワーになると思う。生きていく力、負けない力になる、っていうか 」 (p260)

★★★

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