「ライフトラベラー 人生の旅人」 喜多川 泰

小さな旅の中に、人生の旅のすべてが詰まっている。
あなたの人生を変える、約束された出会いが待っている。

「<いまを生きる>って言葉を聞いたことがあるだろ。
あれだよ。ぼくも最初はその言葉に感動したんだけど、実際に何をやっていいかわからなかった。でも、ようやくわかってきたんだ。

それは、目の前にやってくることに全力で取り組めば、楽しく感じて、
その中からやりたいことが湧いてくるんだって
」 (P66)

「経験」だけが真の財産。

美しい写真とともに綴られた物語は明るく、疲れた休日の読書にぴったりの1冊です。
ちょうど旅行したいなあと思っていたところだったので、導入部分から引き込まれました。
確かに今までの旅行を振り返っても、ハプニングがあった方が印象深く覚えているし、案外貴重な経験をして得るものが大きい。

インドへ旅をしたときは財布を盗まれて散々だったけど、インドの警察に行くなんて普通に旅行をしてたら経験しないだろうし、海外保険で結局お金はほとんど戻ってきた。
格安ホテルに泊まっていたから、夏とはいえ毎日シャワーは水で大変だったけど、帰国後はお湯が出るということの有り難みにしばらく感動し通しでした。

万全に準備した旅よりも、必要最低限は用意してあとは現地で準備しようという旅の方が自由度が高くておもしろい、と本書は述べてます。
この本を読む前と後では旅との向き合い方が随分変わってくるので、旅好きな人への贈り物にもいいかもしれません。

さて、旅の話から入ったけれど、「人生」もある種の旅と言えます。
その旅の中でどんなものを与えて、どんなものを得ていくのか。
自由に生きるとはどういうことか、目の前のことに全力を尽くすことの意味、損得ではない生き方、など読み返したくなるエピソードがたくさんありました。
頭が煮詰まってきたらこの本を取るといいかもしれません。

きっとあっという間に過ぎてしまう人生という旅を、大切に丁寧に生きるためのヒントが詰まっていました。
軽めで読みやすいので旅のおともにもいいかもしれないですね。

「旅先で不自由がないように完璧な準備をしていくと、
たしかに快適かもしれない。
でも、自分のいる場所では経験できないようなことを経験する機会もなくす。だからぼくは、どうしても必要なものだけ持っていくことにしてるんだ」  (P20)

★★★★

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