「時の“風”に吹かれて」 梶尾 真治

再読です。
本作ももちろん楽しめるのだけど、解説が最高でした。
その作品の魅力を十二分に引き出す解説って素敵です。

そこに書かれていたように、「からくり屋敷」のような短編集でした。暗い座敷あり、先の見通せない廊下ありの。
SF要素が凝縮された短編集は、素直に楽しかったです。

はじめてタイムマシーンを発明した「自縛の人」、
どこにもないけど、どこにでもある「その路地へ曲がって」、
思い出の中の“あの子”との「再会」などが特に好きでした。

とことん空想を楽しむ梶尾さんのスタイルが好きです。

呪いは、人を不幸に引きずりこむ。
願いは、不可能な世界を創造りだす。
呪いと願いは、方向が違うだけなのだ。
  (p230)

★★★☆

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