「黒祠の島」 小野 不由美

再読。民俗を取り入れた設定がとても楽しめました。
余所者を受け付けない閉鎖的な島、隠されてきた邪教、受け継がれる独特な風習。
古い軒先に一斉に並ぶ風鈴や、たくさんの風車のカラカラ鳴る音など、どこか読んでいてぞぞっとするような情景がいくつもでてきます。

非現実的なのに、どこかにありそうな島。
宗教を絡めつつ小野さんの作り上げる世界が好きです。
ミステリーとしても、楽しめました。

犯人が気になって、一気に読めちゃう。
現実味がないせいか物語に入り込めなかったものの、守護さんの話は好きでした。

「罪もない者を裁くことは許されないのですよ」  (p443)

★★★

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