「王の守護者の秘密の婚約」 宇津田晴

内憂外患のオリヴィエ王国を再建しようと奮闘する若き国王ジュールは、威信を示す切り札としてスーパー護衛官“アテナ”の派遣を要請する。
現れたアテナ・エールは男装も凛々しく、護衛も密偵も秘書も侍従もこなすスーパーガールだったが、なんとその正体は、死んだはずの婚約者・エトワルだった!?
陰謀渦巻く宮廷に、幼き日の恋は再び花咲くのか?迫り来る一大イベント・建国祭のゆくえははたして…!?

甘いものは、お好きですか?

じれっじれな甘い話が読みたくて、購入しました。

幼い頃に婚約した王子と、陰謀によって引き裂かれた女の子が、再び王子のそばにいたいという一心で、王子を守る盾、ともに闘う剣であるアテナにまで上り詰めた。

設定からして好みです。
アテナとなってそばにいれるようになった後も、恋心と職務の狭間でゆらゆら揺れたり、それをまた王子が甘い言葉で煽ったりして。

「今、ちょっとときめいたね?」
「……あなたといる時の私は、大抵ときめいています」

なんて感じの雰囲気ですよ。甘い。

甘くてじれじれだし、ファンタジーな設定も好きなんですが、いつの間にか二人とも若いなあと思ってしまったり、ちょっと引いてしまう自分を発見してすごくショック・・・。
王子も有能でカッコイイんですが、年相応に嫉妬してみたり、嫉妬して相手に当たってしまって自己嫌悪してみたり・・・なんていう部分にきゅんとしていた時期が私にもあったはずなのに、もっと王子が大人だったらなーなんて思ってしまうのは、自分の実年齢が上がったせいですかね。

当たり前ですが、いつ読むかによっても、受け取り方が違うし、恋愛ものをこれから先どんどん楽しめなくなるんだったらすごく寂しい・・・と、雨だからかなんだかネガティブな感想になってしまいましたが、この作品自体はとっても魅力的な作品だと思います。

自分の実力で過去の浮かれた印象を払拭し、他の誰も立てない場所まで来てみろ  (p111)

★★★

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