「モンキームーンの輝く夜に」 たかのてるこ

「私の運命のオトコが、なんでサル顔なわけ!?」。
東南アジア最後の辺境ラオスで“旅人OL”が見つけた最愛の男は、サル顔の自然児だった。

旅先でナンパされ、出会ったその日に告白されて…それでも本気でホレたから、“お持ち帰り”することに決めたのです!
運命?勘違い?不安材料てんこ盛り。笑いと涙のハチャメチャ恋愛亡命記。

ノンフィクション、だからおもしろい。

一人で旅したラオスで、まさかの恋に落ちる。
ゆるゆるっとしたラオスの雰囲気と、切ない恋と、自由気ままな旅が綴られたエッセイは、読むだけで自分も旅をした気分。とっても楽しかったです。

海外へ行って現地の人と自由にコミュニケーションとって、こんな旅ができたらどんなに素敵だろうかと思うような旅でした。
事実は小説より奇なり、なんて言いますが、海外でこんな風に恋に落ちることもあるんですね。
でも相手のフィールドだと相手がより魅力的に見えるってことはありますよね。喉が渇いたと言ったら庭のココナッツを取ってくれるとか、ところどころ野性的で日本人には見られない一面も惹かれる要因かもしれないですね。

刊行されたのは10年以上も前なので、ラオスも今は随分変わっているのでしょうね。
巻頭には笑顔のラオス人たちの写真が載っていて、それを見ているだけでもこちらまで思わず笑顔になりそうなくらいの満面の笑み。いい国なんですね。

私たちは日本人であるというだけで海外へのビザ取得がすごく容易だったり、日本人に生まれたことで有利なことはたくさんあるんですね。
ラオスの人が日本へのビザを取ろうとした際のハードルの高さに正直ちょっとショックを受けました。せっかく海外に行ける国に生まれたんだから、広い世界を見てみたいな・・・とやっぱり旅がしたくなりました。

大昔は電話も郵便ももちろんないし、中国は大きな国だから、遠方に旅立つ人と別れると、今度いつ会えるか、本当にわからなかったんだ。だから、同じ日に同じ体験をしようということになったのが、お月見の始まりなんだって。
遠く離れていても、相手も同じ日に同じ月を眺めているんだと思うと、心が繋がっている感じがするでしょ?  (p146)

★★★☆

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