「執事だけが知っている世界の大富豪53のお金の哲学」 新井直之

著者は日本で唯一、執事サービスを提供する日本バトラー&コンシェルジュ代表・新井直之氏。

そんな著者が大富豪を間近に見てきて発見したことは、「松竹梅で迷ったら、梅を買う」、「宝くじは買わない」、「投資の勝率は1割」、「持ち家はない」、「不景気になると喜ぶ」といった驚きの考え方でした。
しかし、大富豪といえど、もとは私たちと同じごく普通の方でした。

むしろ、「遅刻ばかりしてクビになった」「遊び呆けすぎて、東大卒なのに就職先がなかった」といった問題児が多かったようです。
そんな大富豪の、失敗から学んだチャンスの捉え方、富を呼ぶコツ、そして今持っているお金をどんどん増やす方法などを伝授します。

書かれていることは、とてもシンプルです。

Kindleの本日のセール(3/27)より購入。
執事って、普段の生活では縁遠くてドラマや小説でしか知らないような存在ですが、著者は富裕層を対象に執事のサービス提供をしている会社を運営しているそう。
執事という立場だからこそ、多くの富裕層に仕える立場だからこそ見えてくる彼らの共通項というものについて、興味津々でした。

いわく、大富豪も普通の人。
一般的なイメージのように豪遊したりしているわけではないし、むしろ堅実。読んでいて感じるのはリスクマネージメント力が高いことと、スピード感があってここぞという時に挑戦する力があること。

具体的には、リスクマネージメントとして、日頃からランニングコストを減らすことを意識していて、現状が大きく変わっても耐えれる構造を作っていること、人間関係を大切にして何かあったら助ける、助けてもらえるという深い関係を構築していること、など私たちだって意識してしかるべきこと。
ものすごい資産を持っている人にとっては1万円なんてただの紙切れかと思いきや、そんなことは全然なくて1万円は1万円の価値を持っていて、堅実ではあるもののケチではないからこそ、ここぞというところでは使うメリハリがあるのも特筆されてました。

チャンスを逃さないスピード感のある彼らだから、時間の大切さもすごく認識しているんですよね。
そんなニーズに応える専門性の高いサービスとして、執事というのはニッチながらも求められてるサービスなのかもしれないですね。

こういう本に触れる度に思うのは、書かれていることが思っていたよりもシンプルで共感できるものだということです。
自分を高めるワンランク上の環境に身を置くことも大切でしょうし、良書を読んで自分の血肉にすることもまた意味のあることなんじゃないかなと思ってます。
読みやすい1冊でした。

長くやっていればうまくいかないことがある。仕事のパートナーを『許せる』かどうかは大事だ。損得で付き合っている相手なら、損をしたとき本当に嫌いになってしまうだろう。
大富豪は、損得よりも好き嫌いで付き合う相手を決めたほうが、結局は人間関係が長続きするとわかっているのです。  (No.1254)

★★★★

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