「ステップファザー・ステップ」 宮部 みゆき

プロの泥棒として仕事に励んでいたところ、思わぬ失態をしでかした。
警察に突き出すでもなく助けてくれたのは、なんと双子のこどもたちだった。
父はいない。母もいない。何故なら二人は愛の逃避行をしてしまったから。

奇妙な縁から、双子たちに疑似家族(父役)を押し付けられ・・・?!


きっとおもしろいんだと思うんだけど、なんだか私の肌には合わなくてとても残念。
宮部さんの小説は好きなんですが、私に合う合わないが結構分かれる気がします。作品の幅が広いからでしょうか。
人気作である「レベル7」も私には合わなくて。
彼女のミステリーが合わないのかな、と思いきやそうでもなく。
設定を読むとどれもこれもおもしろいと思うのに、ふしぎ。

この作品は、ドラマをきっかけに読みました。
見たのは、物語の中盤あたりだと思う1話のみですが、読了してみるとそのシーンは無く。ドラマオリジナルのシーンだったのかもしれないですね。
双子の担任教師に、実の父じゃないのがばれる!・・・というシーンで、「続く」となってしまったため、どうなったのかは知らないのですが、読めばわかると思っていただけにモヤモヤ。
健気な双子たちはかわいいけれど、本書でも何度も言われてる通り、双子独特のしゃべり方にちょっとだけ、ちょっとだけ、イラッとしてしまって、心の狭い自分にへこみました。

ミステリーとしては消化不良。でも、プロの泥棒を描く様子はとても楽しかったです。
裏の世界に生きる人たちが実は仲間には優しい。こういうの好きです。

とこどころ、何年も昔を舞台にしてるんだな、と思うところがあったのですが、この作品が書かれたの自体が19年も前なんですね。
今回は合わなかったけれど、次はどんな宮部作品に出会えるか楽しみにしつつ、今後も読み続けると思います。
それに、この本の続編がでてもきっと読むはず。それくらい、謎はまだ残されたままですよね。

★★

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