「断る力」 勝間 和代

私が今、タイムマシンに乗って20代後半の自分にたった一つアドバイスをするとしたら、「『断る力』を一刻も早く、身につけること」と言うでしょう。
実際、私が「断る力」、英語にすると「Say No」、すなわち相手の言いなりにならずに拒否をする力を身につけることができたと確信したのは、34歳で初めての離婚をしたときからだと思います。
そして、その時から、私の世界はドラマティックに変わりはじめました。


これは、表紙に勝間さんが載っていなかったら手にとっていなかったかもしれない。
それくらいインパクトのある装丁で、魅力的です。
断ることが苦手ながらも、今までに何度も断ることの必要性は感じていました。
それでも毎回、楽な方にと流されてきた自分。
そろそろいい大人なんだし、それじゃあ駄目だと手にした一冊です。

同調思考の強い私は本書でも書かれている通り、典型的なうつ病になりやすい人。
断れないのは、断ること=相手に失礼、のようなネガティブイメージがあったから。
でも、人間は完璧じゃないし、時間は無限じゃないし、すべてをとることはできないんですよね。

そもそも本書では断ることをポジティブな見方でとらえています。
「断る力」とは自分を軸にして周りの事象に流されず、相手のためにも自分のためにも最良の結果を出すための力。
空気を読まないのではなく、読んだ上でその空気とは違うことをあえて言い切る勇気が必要だそう。
嫌われるリスクを恐れて思考を停止させてもよいけれど、成長したいなら、スペシャリストとして身をたてたいなら、断ることから逃げてちゃ駄目ですね。
幸い身近に断り上手な人がいるので、まずは真似ることからはじめてみます。

そして「断るべきかいなか」を常に考えたい。
それをするのとしないのとでは、まるで意識が変わってくるだろうから。
しばらくは自分でしっかり意識できるように、この本は目に入るところに置いておこうと思います。

人をファンにつけるには、圧倒的に強い才能が必要ですがその才能は時間の積み重ね、集中でしか磨くことが出来ないのです。
そのために、どこの分野に自分の時間を集中させ、磨くのかを早期に判断し、その分野以外のことについてはなるべく「断る力」を発揮して、集中できる体制を作らないと、ファンも増えないことになります。
  (p99)

★★★☆

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