「×ゲーム」 山田 悠介

小久保英明は小学校時代「×ゲーム」と称し、仲間4人で蕪木鞠子をいじめ続けた。
段ボール箱にいじめの内容を書いたクジを入れ、それを引いては書かれたことを実行するのだ。
ある日、英明は「蕪木に告白する」というクジを引き、やむなく愛を告げる。
それから12年、突然、彼らの前に現れた蕪木は、英明への偏執的な愛を抱き壮絶な復讐を始める。


疲れていて、気楽に本が読みたい。
そんな時に手にする山田さんの本。
山田さんの本は癒しを与えてくれるタイプではないけれど、適度な刺激とわくわく感が心地よい。

昔、みんなで過酷ないじめをした女の子が、再び目の前に現れる。
いじめで行われていたのは、「×ゲーム」
現実味にかける物語だけれど、何故か気になる。
「×ゲーム」という響きが、いい。山田さんはタイトルをつけるのがいつも上手いと思います。

小説を読むというよりは、一風変わった友だちの話を聞いている感覚。
不思議と、著者を身近に感じるこの距離感がおもしろい。
それで、次はどんな話?と、
山田さんに会いに行く感覚で、再び彼の本を手に取る日が待ち遠しい。

★★★

follow us in feedly

Pocket

トラックバックURL

トラックバック一覧


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。