「太陽のパスタ、豆のスープ」 宮下 奈都

2年間付き合った彼と、結婚式を前に突然迎えた破局。
傷ついたあすわが出会ったのは、叔母ロッカが提案する「ドリフターズ・リスト(漂流者のリスト)」
それは、やりたいことを書き上げていくリストだった。
絶望の波に溺れそうになるあすかの、再起の物語。


◆ 

タイトルも著者も名前はよく見かけるけれど、初読みでした。
冒頭から衝撃的な出来事があるけれど、読み進める中でにこにこにこにこ。みたいな、著者独特の表現がかわいらしくて楽しい気持ちになりつつ、日常が優しく描かれており癒されました。
失恋後の心境は大変共感するところで、浮きつ沈みつ回復していく様が愛おしくなりますね。

全体的にふわふわしていて優しいのだけれど、その中に「希望」とか「やりたいこと」といったキラキラしたものが混ざっていて、それが気持ちをまっすぐにさせました。
案外、人を殺すのは絶望で、生かすのは希望なのかもしれませんね。

そして、私もやっぱり食べものの力と、家族や友人の支えは本当に大きいなあと改めて思います。
豆はそれ程好きではないけど、今後もし青空マーケットで見かけたら買いたくなってしまいそう。

★★★☆

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