「夜明けまで1マイル」 村山 由佳

これはフリンなんかじゃない、恋だ。
バンドとバイトに明け暮れる大学生の「僕」。美人でクールな講師のマリコ先生に恋したけれど、学生と教師、しかもマリコ先生には夫がいる。不器用でひたむきな青春の恋の行方。

一番頭に残っているのが、うさぎが出会いについて話しているところ。
突如1つ1つの出会いが凄く大切なものに思えました。

「地球上でこれだけたくさんの人が生まれてくる中でだよ、偶然おんなじ時代で生まれて出会えただけでも奇跡だよ」

言葉はありきたりかもしれない。それでも物語を通して読むと、とても特別なものに感じられたんです。

他にも、

「夜明け前の闇が一番深い。もし今が一番つらく感じたとしたらさ、それはつまり終わりと始まりがもう目の前って事なんだよ」

という涯の言葉に励まされもしました。ありきたりのようなものを、ありきたりじゃなく感じさせる村山さんの描写や表現は本当にすごいです。これからまた歩んで行く元気みたいなものをもらった気がします。

★★★

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