「ブギーポップ・イン・ザ・ミラー「パンドラ」 上遠野 浩平

この話はプロローグからかなり惹きこまれて、シリーズの中でも一番好きなものになりました。
守る力は何よりも強い、そう感じさせるとても切なくなる話でした。
守る力は決してただ単に力強いというものではなく、もっと優しく悲しいものです。
そして時にそれは奇蹟すら起こさせる、理屈じゃなくそう思います。

6人全員が6人でいられる場所を本当に大切にしてたのがわかるから、だからこそ切なかったです。
そういえば気づいてみるとブギーポップは話の中心にいないんです。
もちろん彼無しには事件解決は成りえなかったけど、今回はかなり存在が薄かった気がします。
これはちょっとどうかな、って思ったけどもよくよく考えてみたら彼が常に傍にいて助けてくれるヒーローじゃないからこそ楽しめた気もします。

仲間たち――この彼の作りものの人生の中で唯一見つけることができた、たったひとつのぬくもり。彼はそれを守らなくてはいけない。

★★★★☆

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