「女(じぶん)を磨く 言葉の宝石」 白木 夏子

世界と日本を行き来しながら仕事をする、白木夏子氏が
そのなかで経験した大切な出来事を12の物語として紡いでいます。

ひとりでも多くの人が
「この世界も、まだまだ捨てたものじゃないな」
と、まだ見ぬ出逢いにわくわくしながら
前向きに、宝石のようにキラキラとして
生きられる気持ちを
見つけられますように。

それぞれの月の誕生石をテーマに著者が綴るエピソードは、世界中が舞台で、1つ1つの宝石の魅力がありありと伝わる素敵なお話でした。

誕生石。それぞれの宝石に対して、どんなイメージを抱くでしょうか。どんなエピソードがあるでしょうか。
そう問いかけられてもぱっと頭に浮かぶものがないのですが、白木さんはどの石に対しても愛情深く魅力的に伝えていて、思わずほうとため息をつきたくなるほど。

・ガーネットは今あるこの瞬間を大切に生きたいとき、身につけるのにとてもふさわしい石さと思う (位置No.144)

・愛と慈しみ。天から大地に降り注ぐ、優しい雨露のような石。 (位置No.169) (アメジストについて)

・真珠。黒髪となめらかなアジア人特有の肌に、控えめな印象を上品に彩る、日本人に最もよく似合う宝石。 (位置No.151)

石の魅力に引き込まれるだけでなく、そもそも石は鉱山で採られ、カットされ研磨され、どんな小さな宝石でも人の手が加わって世に出てきますが、普段は意識することのないその過程に、石が採れる世界中の産地について垣間見れることがとても新鮮でした。

小さなお子さんがいながら、今でも世界各地に趣いて、作っている人の顔を見るということを大切にされているのは、エシカルで良いジュエリーを作りたいがため。
そんな強い想いとプロ意識が本当に格好よくて。

どの章も本当に素敵ですが、一番好きなのはアメジストの章。白木さんが尊敬するお母様についてのエピソードが書かれていて、信念のある言葉が素敵で背筋が伸びつつ、世代を通して受け継がれている愛情を感じて心が温かくなりました。

マイルールと称して、ジュエリーの楽しみ方が各章の間に書かれているのも必見です。
まだ先の話にはなるけれど、40歳になる記念にHASUNAのアクセサリーを買いに行こうと決めました。

Kindleで読んだのでいつでも見返せて、大切に手元に残して置けるのが嬉しい1冊です。

「常に美しいものに触れなさい。毎日の積み重ねが血となり肉となり、年を重ねたときに、それはあなたの魅力になって出てくるでしょう」  (位置No.191)

★★★★

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「自分のために生きる勇気」 白木 夏子

ごく普通の私が、『ブラッド・ダイヤモンド』の世界を覆すために起業し、世界中の鉱山と取引できるようになった、たった1つの理由―。

世界経済フォーラムGSCメンバー、NHKなどメディア大注目の起業家。

自分の軸を見つけ、それを貫くための考え方と生き方のコツとは?


纏う人、そして作る人の心まで豊かにするエシカルなジュエリーブランドHASUNAを立ち上げた白木さんの勇気を持って生きることのヒントが詰まった1冊です。

とにかくおもしろかったです。
読み終わった後改めて目次を見て、本当にそのとおりだなあと思うことがたくさん。
励まされたり、共感したりすることが数多く書かれてありました。
例えば、「動じない心はつくれる、折れない心は鍛えられる」という言葉。
最初から強い人なんていない。
胆力(「動じない心」)は鍛えられるし、鍛えたそれは一生の武器になるという言葉には力づけられる思いです。

こんなに素敵な理念を持って、成功するべくしてしたように見える人でも、砂漠の中で走り続けるような時代があったり、自分をコントロールする術を模索したり、1つ1つ鍛えてきたりしたんだということが、何より勇気をくれました。
苦しい時こそ、たった1つの言葉が光となって自分の軸を照らしてくれることがあると思います。
世間の目が気になった時、「その人は自分を一生、幸せにしてくれるのか?」
誰かに激しく批判された時、「それは全員の意見ではない」
のように、そんな言葉がたくさん散りばめられています。

ほかにも白木さんが大切に思っていること、自分の心と向き合う具体策など書かれており、読みごたえがあるのでおすすめです。

憧れの力で、憧れの場所にいく。 (p183)

★★★★☆

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