「ラットマン」 道尾 秀介

結成14年のアマチュアロックバンドが練習中のスタジオで遭遇した不可解な事件。
浮かび上がるメンバーの過去と現在、そして未来。亡くすということ。失うということ。
胸に迫る鋭利なロマンティシズム。

人の顔が並んだ横にあると顔に見え、
動物が並んだ横にあるとネズミに見えるというあの有名な「ラットマン」の絵。
その原理を物語にしたのが、この作品です。 続きを読む

「カラスの親指」 道尾 秀介

人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。
ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。
各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは?
「ど派手なペテンを仕掛けてやろうぜ!」

あー おもしろかった!
ハラハラドキドキする場面もあったし、最後のどんでん返しにすっきりやられて、読了感も最高。 続きを読む

「向日葵の咲かない夏」 道尾 秀介

きぃ、きぃ―――。
学校を休んだS君に届け物をしに行った僕。
S君の家の軒先には鮮やかな向日葵と向き合うように、首の伸びたS君が吊るされていた。
「僕殺されたんだ」
生まれ変わったS君の言葉に、僕は犯人捜しを始めた。 続きを読む