「ハッピー・バースデー」 青木 和雄

「あすかのせいだわ。あすかを妊娠した時から、わたしの計画が狂い始めたのよ。あの子は疫病神だわ」「ああ、あすかなんて、本当に生まなきゃよかったなあ」
静江は軽い口調で、あすかの存在を完全に否定した。
あすかの心は火にあぶられるようにひりひりと痛む。
―― 助けて!だれかあすかを助けて! 続きを読む